第三章    ”イベント”の街  カーフィス

第五話    消せない罪 後編

優太が帰ってくる日になった。

外は真っ黒な曇り空。今にも雨が降り出しそうな状態だった。


俺は腕に小さな温もりを抱えて父さんと病院の受付の人に礼をした。
スーツ姿でびっしりと決めている父さん。その顔はあの過去の父さんの笑いだ。

きっと病院の医師や看護婦には父さんは心優しい、それでいてしっかりとした人に見えるのだろう。
でも俺はその奥の顔を知っている。だからこそ、素直に喜べないでいた。

今日はどんなことをされるか、そんな考えが頭の中での喜びの感情にもやをかけている。
どうして、どうしてこうなったのか・・・それを帰り道にずっと考えていた。

すると「おい・・・」と父さんが俺に言った。

俺が脅えた表情を向けると父さんの顔はまた、“あの”顔をしていた。

「な・・・何?」

「俺はちょっと外で飲んでくる、先帰ってろ。」
優太を抱えながら、一つうなずく。父さんが俺に一睨みして去っていく。

スーツ姿で歩きながらもなんだかぎこちない歩き方をする父さんを、俺はその背中が路地を曲がり切るまで見つめていた。
とぼとぼと歩いていく帰路はいつもと違って見えた。

誰も助けてくれない、誰も気付いてくれない、誰も・・・救ってくれない。

俺はそんな気分にうちひしがれていた。気持ちに反して家にはたどり着いてしまう。

いつもより重く感じる家の戸。はりつめた空気。この空間が・・・重い。


こんな気分を何故味わうことになったのか・・・俺は優太を床に下ろし、そのまま力尽きるように座り、壁に寄りかかった。

 

俺・・・こんなとこで、何やっているんだろう。

逃げればいい?

・・・・まさか、逃げられるわけない。

このままどこかへ行ってしまえばいい?

・・・・幼い俺に何が出来る。

自問自答を繰り返す。しかし、俺には何も出来なかった。

・・・ダッタラ・・・スレバイイ。
そんなときだった。そのことに気付いたのは。地下深くに眠っていた、出してはいけない答えに俺は行き着いた。


そうか・・・父さんはあのとき・・・おまえのせいだとつぶやいた・・・おまえの・・・つまり、“優太”の・・・。こいつが生まれなければ、母さんは死ぬことは・・・父さんだってあんな風に変わることは・・・・俺がこんな目にあうことだって


・・・・なかったんだ。

 

その結論に行き着いたとき、俺はふらふらと立ち上がり、まだ眠る優太の上に馬乗りになった。

 

こいつが・・・。

真っ黒だった空からとうとう、雨が降り出す。


小さな、細い首に自分の手を絡ませる。

その首は本当に細くて、少しでも力を入れてしまえば折れてしまうぐらいだった。

・・・ヤレ。
頭の中で何かがつぶやいていた。しかし、その時だ。

 

小さな体がぴくっと反応し、目を見開いた。そして俺を見つめるときゃあきゃあと笑い出したんだ。
俺は、はっとして優太を見つめていた。

 

自分は今・・・何をしようと、した?
俺はこの子を・・・殺そうと・・・?

愛くるしい丸々とした瞳。福与かな頬。小さな手。それに伴う小さな指・・・。見ていると母さんの面影が感じられる。母さんの笑顔が思い出される。


・・・そう、だな。

約束。

母さんとした約束。母さんとの・・・最後の、約束。
優太を守ると約束したのに。俺は・・俺は・・・。

自分がとんでもなく情けなくなって、惨めに感じて・・・気付いたときには、俺は泣きながら優太を抱き締めていた。
・・・ごめん、ごめんよ。優太。


俺は優太を守り続けると心に誓ったんだ。この小さな命を・・・守ることを誓ったんだ。

 

そんな誓いを立てたときだった。
戸を乱暴に開ける音が響いた。
来た。父さんだ。今日もかなり酔っていることが分かった。


俺が優太を抱えながら部屋の隅で小さくなっていると、あの顔をした父さんが立っていた。・・・いや、今まで以上に顔が歪んでいる。それはきっと優太がここにいることからだろう。母さんを奪った、母さんを殺した、母さんに似ている、それら全てから生じた憎悪が優太に向けられている。

帰り道の時に睨まれたのも、あれは俺にではなく、優太に対してだったとすれば、今までのことに合点がいく。父さんがゆっくりと近付いてくる。

「タカト、そいつを貸せ。・・・何、ちょっと触ってみたいだけだ。」

 

強引に笑ったその姿は・・いや、笑っていなかった。

低い声で言った父さんは、優太を殺そうとしていたに違いない。
俺は優太をかばうように抱え、そして父さんを睨みつけた。

―――モウ、オレハマヨワナイ―――

「なんだその目は。」

そう言って父さんがまた頬を張る。鋭い痛みが走る。
「なんだその目は・・・こいつはおまえの母さんを、俺達の母さんを奪ったんだぞ・・・分かっているのか!!さっさと貸せ!!」
父さんはなおも俺を殴りつけた、そして俺と優太を引き矧がそうとした。

母さんと・・・約束したんだ、優太を守るって!

そう抱える力を強くしたが、大人の力には敵うわけはない。

優太はあっけなく父さんにとられた。

「やめて!!」

泣きながら飛び付く俺を父さんは突き飛ばした。

痛みからか・・・体が思うように動かない。

 

父さんが優太に馬乗りになってその小さい体を見つめ、また

「おまえのせいだ」

と、つぶやいた。

優太がわっ、と泣き出す。さっきまでの自分と姿が重なる、さっきまで俺は。



・・・なんてことだ。


そのとき、音が消えた。こんなにも近くなのに、こんなにも側にいるのに。

先程から降り出した雨の音だけが聞こえた。その連続的なノイズのような音しか聞こえない。

 

ウルサイ・・・。ウルサイ・・・。

 

どうすれば・・・・いい?

俺がまた自問自答をしようとしたとき、その答えは・・・・。

 

カンタンナコトダ・・・ココカラヌケダシタイナラ・・・。

 

悪魔の囁き。これは悪いことだ・・しかし、今はそれに従うことしか選択肢は、ない。

 

そのとき俺は、近くに置いてあったガラスの灰皿を握り締めていた。
何が正しいかなんて分からなかった。何が間違いかなんて分からなかった。ただ、母さんとの約束だけを耳に残し、俺は・・・。

あのとき父さんは言った。

――――お前に、何が分かる?――――

 

分かるさ、俺だって母さんが大好きだった。俺だって母さんを奪った優太を許せない気持ちはある。だけど・・・俺は母さんを心から信じていたから。どんなことがあろうと、母さんの約束を通すことが俺の意義だと思ったんだ。母さんが命を落としてでも作ったこの命。

信じる心が力を生む。

 

父さん、俺は・・・優太を・・・失うわけには・・・

いかないんだ。

 

そのとき、すべての音が消えた。

 






意識がはっきりと戻る。すべての音が耳に流れ込んでくる。

先程まで降っていた雨も、嵐の後のようにピタリと止んでいた。

気付いたときには父さんが頭から血を流して倒れていた。

自分がやったということを認識するには時間はかからなかった。
やってしまったという後悔の念と優太を守ったという一種の達成感。

俺はその場に立ち尽くす。
自分の頬を伝う汗がやけに冷たく感じられる。
俺はとんでもないことをした、そう思っていても心の中のどこかに安堵感があった。

 

どうすればいい・・?どうすればいい・・?

俺は一人考えていた。ずっとこのままにしておくことは出来ない。

これからのこと・・・俺はこの罪に耐えていけるだろうか。このまま年齢で許されたとしても殺人者の烙印は押されるだろう。大衆の目。俺はその重さに耐えていけるか・・・。優太は?

 

それならいっそ・・・。

焦りは生まれていた。しかし俺の頭の奥の方は澄み切っていた。

何が俺をここまで動かしていたんだろう。俺の奥底に眠る何かが、俺を突き動かしていた。

 

スベテヲ、ケシテシマエバイイ。スベテナカッタコトニ。スベテ・・・カクシテシマエ。

 

俺は煙草の不始末に見せかけて家を焼いた。父さんがそんなことをやらかすとは思えないが、

母さんを失ったショックが、傍目では大丈夫のように見えていても大きかったとしたら?

誰か強盗が入って俺達をさらってから父さんを殺して家を焼いたとしたら?

ここは海に面している辺境の村だ。外国からそんな輩が来たとしたら?

いくらでも話は作れる。俺達のしたことも一つの答えとして出てくるだろう。しかし、俺達が幼い十歳の子供がそんなことをすると考えるだろうか?

すべて隠すことが出来る。すべて終わらせることが出来る。

 

あとは、俺達がいなくなればいい。あとは、それだけだ。

俺は優太を抱えたまま、近くの崖に出た。

先程の大雨のせいか、波は異様に高く岩を打ちつけている。

空と海を眺めた。広い海、高い空。そのなかに佇む人影、俺、タカト。そしてその腕の中で眠るさらに小さい存在、優太。

俺の存在なんてちっぽけなもの。俺達人間がたくさん集まって世界は構成されている。俺達が世界を作っている。しかし、裏を返せば俺達二人がいなくなっても世界は回り続けるということ。変わらないということ。

俺は、間違ったことをしている、今ではそれが分かる。だけどもう後戻りは出来ない。

俺は・・・

「・・・・優太、ごめん。」

優太を抱え、崖から思い切り飛び込んだ。

飛び降りている最中は、途中で気を失うという。そう言ったことから死の痛みを感じことはないのだそうだ。

あぁ・・俺は、死ぬんだ。


ぼやけていく意識の中、暖かい光を感じたのは


・・・気のせいだろうか?

 

 



 

「・・・ん・・・。」

気付いたのはどこかの家。天井が目の前にある。自分の家、ではない。

どこ、だ?ここ。

はっ、と気付いて俺はかけてあった布団を跳ね飛ばして周りを見渡した。

優太はそこにいた。俺は胸を撫で下ろした。

・・・・よかった。

でも、ここはどこだろう?

天国にしては・・・粗末な所だな。と、持ち主に言ったら怒られ、殴られそうなことを思い浮かべてしまう。

「おっ、目・・覚めたみたいだな。」

俺は即座に声のした方へ向き直った。助けてくれたならお礼を言わなくちゃいけない、かな?

「あ・・・助けてくれてありが・・・・ぁ?」

そう言いかけたとき、俺は目を疑った。目を目一杯見開き、目をこすり、そしてまた見た。

そこには・・・顔は獣、体は人型・・・・そう、獣人がいた。

茶色の毛をびっしりと詰め、額あたりに少しオレンジ色が混ざっているその獣人。

それが、俺が初めて見た獣人。義父さんだった。

俺は固まっていた。

これは、夢?まさか本当に天国だったりして?でもだとしたらここは天国だということで・・・このへんぴなところが?あら、また怒られそうなこと俺、考えてる。

もう何が何だか分からなかった。


夢かどうか確認するために頬をつねることも忘れていた。

「あ?お前達、もしかして別世界の人間か?あらら・・・固まってやんの・・・。」

・・・あれ、死んだんじゃないんだ。俺はそのまま微動だにしていなかった。

そのまま、気絶してた。今じゃ、情けなかったって思う。

 

 

その後は前に話した通り。最初はその世界の状況に対処できなくて思ったように喋ることが出来なかった。でも、義父さんと義祖父ちゃん(じいちゃん)と日を過ごす度にだんだんとその世界にも慣れてきた。早いもんだ・・・もう八年も経ったんだな。男四人で暮らす生活は、そりゃ乱暴なもんだったけど・・俺は楽しかったよ。来てよかった、と心から思う。

 

 

 

ふぅっと大きく息を吐き出し、そしてタカトは夜空に浮かぶ満月を眺めた。

「俺の前の世界で過ごした記憶はこんなもんだ。今、考えると・・・当たり前だったんだな。俺は父さんの子供だ。父さんの血をひいているんだ。・・・つまりあの時感じた悪魔の囁き、それは俺の中に棲む夜叉の声だったんだな。」

秋とラークはただ黙って聞いていた。ただタカトを見つめていた。

「すまなかったな、こんな話をして。・・・・気分、悪くしただろ?結局、俺はこうして生きている。こうしてあの時の罪を背負って生きている。」

自分の手を握り締め、タカトが秋のほうへ向く。

「・・・・・・なぁ、秋、ラーク。」

「・・・・何?」

「お前達は俺の判断が正しかったと思うかい?俺は・・・これでよかったのかな。」

タカトが秋とラークを見つめた。その頬には一筋、涙が伝っていた。

 

秋とラークは一度顔を見合わせてから、頭を掻いた。

「・・・俺にもそれが正しかったのかは分からない。でも体を張ってまで優太を守ったタカトはすごいと思うよ。」

秋がそう言う。

「俺も分からないな。・・・でも、タカトの気持ちはよく分かる。俺も妹の為なら体を張ってでも守ってやりたいと思うしな。俺は・・・・・守れなかったことが悔やまれるよ。」

ラークが悲しい顔を見せ、そう言った。

「そうか・・・。でも俺の行動は正しいものではなかったかもしれないけど、俺は今では優太がいなかったらと考えるほうが恐ろしいよ。罪を背負ってでも俺は優太と共に過ごす時間を大切にしたいと思った・・・。」

タカトが涙をぬぐって笑った。その顔は優太と同じ、屈託のない笑顔だった。

「人ってさ、一人では生きていけない不器用な生き物だからさ。優太と共に過ごせる時間を大切にするべきだと思うよ。俺も、タカトみたいな兄貴でいたかったな。」

「俺はいい兄貴だぞ。」

「過剰な兄妹愛はシスコンだぞ、ラーク。」

「なんだよ、それ・・。」

「だってそうだろ?お前が最初の頃に妹のことを話していたときの目、あれは尋常じゃなかったよ?」

「う・・?そうか?」

秋とラーク交互に話し、そのやりとりを見て、タカトはクスクスと笑った。

そして、秋が思い出したように尋ねる。

「タカト。この話は優太や君の義父さんは知っているの?」

「あぁ、義父さんや義祖父ちゃんには話した。秋達と同じように親身になって聞いてくれたよ。優太には・・・いつか話すさ。・・・・・なぁ、秋。」

「ん?」

秋が聞くとタカトは胸元から小さなビンを取り出した。そこにはあのとき砕いた赤い石のものだった。

「これは、砂状であればたいした力は持っていないって言ったよな。だったら・・・。」

そう言うとタカトは立ち上がり、ビンに入った砂を取り出し、そして掌にのせた。そして掌を天に向けた。

―――いつまでも優太と共にいられますように―――

願いを込めて、空へと飛ばした。

一瞬それは天の川のように帯を作って飛んでいき、そして暗闇にまぎれて、すぐに見えなくなる。

「俺は、優太を守ってやろうと、幸せにしようと今まで生きてきた。それが母さんとの約束。本当の父親を殺してしまったという俺の罪の償いだから。共にいること、それをこれからは大事にしたい・・・・。」

いいよな、母さん、父さん。

「そんなに難しく考える必要はないと思うよ。なんていうかさ、兄弟って、傍にいるだけで和むことができるんだよ。だからさ、罪とか、そういうのは、やめ!!それを優太もきっと望むよ。」


そう言って秋が赤い天の川の消えた先を、暗く広がる空を眺める。そしてぐっと背伸びをした。

タカトは夜空を見上げながら言った。

「ありがとう・・・・秋、ラーク。お前達と出会えて本当に良かったと思う。本当にありがとう。・・・さぁ、もう遅い、優太が家で待っている。帰ろう。」

タカトはそのまま、歩き出す。それについていくように秋とラークも立ち上がり、歩き出した。

「タカト!!もう一つだけ聞いていいかな。」

秋がタカトの背中に問う。するとタカトは振り返り「何だ?」と聞き返した。

「名前、タカトの本当の漢字での名前・・・・まだ聞いてない。」

「優太は分かったけどな。」

タカトはなんでそんなことを聞くんだ?といった怪訝な顔を見せた後、静かに笑った。

「俺のちゃんとした名前は・・・冬実 鷹人(ふゆみ たかと)。冬に実る。鳥の鷹に人、だ。ここに来たときにこの気候にはどうにもあわないと思ったんでな。名前がカタカナなのはこの世界にあわせて、だな。」

「そっか♪いい名前だと思うよ。鷹人ってぴったしだね。」

「そ・・・そうか?」

恥ずかしがっているのがよく分かった。暗闇の中でも、その慌てぶり、顔が赤くなったのははっきりとわかった。鷹人は前を向き、また足早に歩き出した。

「・・・ありがとう。」

そうつぶやいたのが秋達に聞こえた。

二人で顔を見合わせ、そして秋達はまたタカト・・・冬実 鷹人について歩き出す。

 

「兄ちゃん!!秋兄ちゃん、ラーク兄ちゃん。おかえりっ♪」

優太が出迎えてくれた。そしてそのまま駆け寄り、鷹人のお腹あたりに顔をうずめる。

その微笑ましい光景を見つめる秋とラーク。

 

 


感謝の気持ちを言おう。

ありがとう。

俺を、優太を産んでくれた母さんに。

ずっとこんな俺達を育ててくれた義父さんと義祖父ちゃんに。

分かり合える機会を与えてくれた者たちに。

ずっと慕ってくれた弟に。ずっと待っていてくれた優太に。

 

待っていてくれる人がいるってのはいいもんだな。

 

「ただいま、優太。」

俺は力強く優太を抱きしめた。










夜通し続いたイベントもだんだんと終わりに近付いてくる。

朝の七時が終わりの時間だ。その時間になると街の皆がまた集まり、閉会式のようなものが行われる。そしてただ今、時計は六時四十分をまわったところだ。

俺は鷹人と優太の家に向かった。あ、俺は鷹人と優太の仕事仲間の一人で名前は・・え?別に関係ない?そりゃまた酷いんじゃね?

「あいつら、何やっているんだか・・。」

誰に言うでもなくつぶやく。俺は鷹人と優太を呼びに来たんだ。イベントの閉会式では同じ作業を行ったものが集まる、ということが決まっているからな。二人がいないので俺が代表としてきたわけだ。

家の前に差し掛かり、そして勝手に戸を開け、中に入る。

「鷹人、優太。そろそろへいかいし・・・。」

そう言い掛けた時、俺は見た。鷹人と優太が壁に寄りかかって二人寄り添って眠っているのを。そしてそこには見知らぬ一人の男の子と一匹の獣も一緒。

その寝顔は、穏やかだった。いい夢でも見ているかのように顔が少しにやけている。

「・・・・・しょうがねーなぁ。こんな無防備で眠りやがって・・・。」

俺はその光景に半ば呆れながらも、和んでいた。

そんな無防備だと、襲っちまうぞ。

・・・・いや、冗談だって。

「寝かしといて、やるか。」

俺って、なんて気遣い上手なんでしょ(笑

 

・・・・・・・・・。

 

幸せそうだな

 

俺は一人また駆け出した。



暗闇は、いつか晴れる


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