第三章  


    

プロローグ   

 

どうしてこんなことをする?

 

必死に生まれてきたこの命を

 

一つの命と引き換えに生まれてきたこの命を

 

何故奪おうとする?

 

 

雨の降る音が、ただ雑音のように耳に流れてくる

 

うるさい、うるさい

 

どうしてこんな痛みに耐えなくてはいけない?

 

こんな狭い部屋に閉じ込められて

 

こんなボロボロの服を着て

 

僕に出来ることはこうして君を守ることだけ

 

ただ君を抱きかかえてこの痛みに耐えるだけ

 

 

ドアが突然開いた

 

 

僕には何が答えなのかなんて分からない

 

これが正しいのか、それとも間違っているのか

 

分からない

 

だけど・・・・

 

僕は自分を信じる

 

例えそれが間違っていても、それが罪になろうとも

 

この命を守るためには・・

 

その時、僕は・・・

 

幼かった俺は・・・

 






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